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現代人はミネラル不足になりやすい？

2014-11-28 02:24:09 (читать в оригинале)

カロリーはオーバーなのに、ミネラルは不足傾向一般に、「現代人はミネラルが不足しやすい」と言われています。昔に比べると私たちの食生活は豊かになり、カロリーの過剰摂取で肥満が急増しているにもかかわらず、ミネラルは不足傾向にあるのです。これは、実に不思議な現象と言えるのではないでしょうか？では、なぜ現代人はミネラル不足になりやすいのでしょうか？日本人は特に不足しやすい現代人がミネラル不足になりやすい傾向は、先進国を中心に世界的に見られる現象です。そのなかでも、特に日本人はミネラル不足になりやすい傾向があり、男性・女性ともに、1日に必要な摂取量を下回っています。つまり、日本人は特にミネラル不足になりやすいということなのです。その理由は、日本の土壌にあります。私たちが生活している日本の土壌は、欧米諸国と比較してもミネラル分が少ないことがわかっています。これは、日本の土壌が火山灰からできていることと、地形が急峻であることが原因です。つまり、もともとミネラルが少ない火山灰の土壌から、さらに雨によってミネラルが流失してしまうのです。その結果として、土壌中に含まれるミネラルが少なくなり、そこで育てられた野菜などの農作物のミネラルも少なくなってしまうのです。それでも昔の人たちは、今よりも野菜などをたくさん食べていたので、ミネラル不足になることはありませんでした。しかし、現代人は、誰もがよく知るように、野菜をあまり食べなくなってしまったため、ミネラルの摂取量が少なくなってしまったのです。仮に、野菜をたくさん食べたとしても、農薬や化学肥料、汚染などによって土壌が悪化し、昔よりもミネラルが少なくなっているので、どうしてもミネラルが不足することになってしまうのです。食品の精製・加工技術の変化普段、私たちが食べている米や小麦、砂糖といった食品の多くは、「おいしさ」や「食べやすさ」を追求して、精製や加工が加えられています。その結果、たしかに、おいしくて食べやすいというメリットがある反面、加工・精製過程でミネラルが失われていき、食品に含まれるミネラルの量がどんどん減っていってしまったのです。また、こうした食材を使って作られた加工食品は、なおさらミネラルが少なくなってしまいます。インスタント食品やレトルトはもちろん、市販の食品にはさまざまな加工が加えられており、その製造工程でどんどんミネラルが失われていってしまいます。このような食品を食べるのを控えて、栄養バランスのよい食べ物を摂っていれば、ミネラル不足を防ぐことができます。しかし、現代人は忙しいため、どうしても食事が疎かになってしまい、簡単に作れるものや、手軽に食べられるものに走ってしまいがちです。その結果、ミネラルがあまり含まれていないインスタント食品やレトルトなどを多く食べることになり、ミネラル摂取量が減少してしまうわけです。こうしたことから、現代人は、普通に生活しているつもりでも、栄養バランスが崩れ、ミネラル不足に陥ってしまう傾向が強いのです。ミネラルが不足すれば、体にさまざまな変調・不調があらわれることになります。つまり、健康を害するということです。このようなことを避けるためには、普段から栄養のバランスに気をつけた食生活を心がけたり、サプリメントを利用するなどして、しっかりミネラルを摂るようにしましょう。